明日は味方
明日は味方
作務~たかが草むしり、されど草むしり~
2024-07-19
作務(さむ)は、禅宗の修行において日常生活の一環として行われる労働や作業のことらしい。また、作務は掃除、炊事、庭の手入れなど、寺院内外の様々な作業が含まれ、修行僧が心身を鍛え、精神を集中させるための重要な修行法の一つだ。禅の教えでは、作務を通じて自己を無にし、全ての行動に心を込めることで、日常生活そのものが修行となると考えられてる。
風鈴でも作務?を取り入れて、毎朝10分だけ草むしりや薪積みを行っている。
この活動でスタッフに期待するのは、指示待ちをしないこと。決められた時間が来たら、誰に言われるでもなくそこにいて、仲間に挨拶して仕事を始めよう。やったことがない仕事や役割に挑戦してみよう。周囲の人間と何気ない会話をしてみよう。体調の悪そうな仲間がいないか、いつもと違うところがないか観察しよう!リーダーシップを発揮して、仕事を効率よく進めよう!自分のやり方を見つめ、他人の助言に耳を貸そう。間違っていたら、やり方を聴いて技を磨こう!そして、何よりも楽しそうにやろう!!楽しそうにやれば、あなたの周りに人が集まってくる。利用者もやりたくなること間違いなし!すべての仕事は、楽しい!!楽しくなると上達する。
素敵な要素が詰まっている !
坪田塾の坪田信貴氏は語っているー
「サラリーマンになるな、ビジネスマンになろう」
『日本にはサラリーマンばかりでビジネスマンが少ないないように思えます。サラリーマンとは、会社に時間を買われて給料をもらい、その代わりに会社の言うとおりに動く人。ビジネスマンとは、会社や地域の課題を見つけ、その課題を自ら解決していく人。』
『日本にはサラリーマンばかりでビジネスマンが少ないないように思えます。サラリーマンとは、会社に時間を買われて給料をもらい、その代わりに会社の言うとおりに動く人。ビジネスマンとは、会社や地域の課題を見つけ、その課題を自ら解決していく人。』
フルートの奏で
2024-05-22
ナルテックで働くT君は、去年からうちの会社の飲み会に参加してくれたり、業務改善の提案をしてくれたり、と何かと力になってくれている。
そのT君の奥様は、なんとなんとフルートが演奏できるそうで、、、デイサービスでミニコンサートをお願いしてしまいました!!
夕焼け小焼けなどの懐かしい曲から、美空ひばりの名曲まで!!生のフルートの音に、心の琴線をなんども振るわせられ、そこにいた20名は皆、最初から最後まで誰も席を立つことがなかった。
ありがとう!!!そしてまた今度お願いします!
田植え祭りin ひらき
2024-05-15
藤の花が咲いたら、田植えの合図だ。
念願の田植え祭りを美郷の地で開催する。参加予定人数は100名を越えた。たくさんの利用者が、『楽しみにしてるぞ!!』と声をかけてくれる。
その声に応えるべく、毎日準備に奔走してくれているツインズと風鈴の職員には感謝の気持ちで一杯である。
初年度の目標は3つ。一つ目は、事故なく安全に終える事。
環境に配慮すること。無理しないこと、焦らないこと、きめ細かい観察と声掛けを行うこと。絶対に事故だけは起こさない!!
二つ目は、ひとりでも多くの利用者に一本でも苗を植えてもらう事。
ひらきの家、デイサービス雁の郷を創設以来初めて空にして、みんなが外に飛び出す。戦後、ひたすら米作りに人生を捧げてきた人も多い。三つ子の魂百まで。認知症があろうが、体が衰えようが、田んぼに入れば自然と体が動く。昔のように動けなくなった体をスタッフが支える。支えられながら、力を振り絞って1本でいいから植えてもらう。その一本一本が秋に実を結ぶ。いろんな思いが籠もった、この実(米)がいかに尊いものか。
三つ目はスタッフのチーム力を強化する事。
日常業務だけでも大変なのに、なんでこんなことをするのか。。。などなど、批判も聞こえてくる。でもやりたい!どうかご理解とご協力をお願いします。
このイベントは、他の施設ではなかなか真似できないことだ。それをスタッフ一丸になって行う。うまく行かないことの連続で愚痴も多くなるだろう。それでもお互いを励まし続ける。達成したときに、自信とチームワークが強化される!その自信とチームワークは、いずれ普段の職場に活かされていく。
21日!!晴れますように!!
夜明けのすべて
2024-05-04
H29年400万人だった精神疾患の患者数は3年後日本全国で600万人を超えた。50歳代が最も多いらしいが、年齢、性別、ストレスの大小にも関係なく、精神の病気は発症する。今や5人に1人の割合になっている。
身近なところでは、昨年末、大学の同級生から突然メールが来た。『精神的に参ってしまって、休職している。少し元気になってきたから、会いたい』というものだった。すぐに会いに行った。本人に原因を聞いたが、『分からない』という回答だった。昔から、人間関係のお手本のような人間だったのに。。。経緯は、ある日から突然睡眠をとることができなくなってきたことらしい。それでも寝不足のまま仕事にいっていた。その後、さらに眠れなくなって。。。ということだった。
会社全体でも、多くなっている。精神は他の病気とは違って、目に見えないから厄介だ。疾患を抱えている職員と会社はどう接していくべきか、と思い悩んでいた。そうしたところ、瀬尾 まいこの小説、『夜明けのすべて』を見つけた。ゴールデンウィークの初日、一気に読んだ。PMS(月経前症候群)で感情を抑えられない藤沢とパニック障害になり生きがいも気力も失った山添。二人は自分でもどうしていいかわからない病を抱えながら、社会と自分なりに接点をもっていく。そんな二人を温かく見守る会社。特に、社長の接し方は参考にしなければならないのかな。。。と感じた
山カツ
2024-04-25
イノシシとの壮絶な縄張り争いを繰り広げている。
これまで脅威だと思っていなかったが、イノシシが遂に身近に現れた。土曜日の朝6時、温度は9度と寒くて、体が冷たい。いつもの山を沢に沿って上っていき、独活のポイントに到着。そこは、一昨日の光景とはまるで別世界になっていた。これまで見たことがないようなたくさんの穴が掘られていたのだ。半径30㎝くらいの丸い穴が、あちこちにできている。その数は10を超えていている。その一つ一つを、凍り付きながら、警察が現場検証でもするように、足跡の形状、穴の中の状況、食べられたものを確認していく。一通り現場検証を終えて、自分の仕事に取り掛かかるべく、山菜を探して更に奥に進んでいく。イノシシが作った穴の近くでこっちもマーキングしながら進む(笑)。アザミと独活を採っていると、すぐそばで威嚇しながら殺気だった獣が、こちらに近づいてくるのが分かった!!とにかく、逃げないと!!一目散に藪をかき分けて逃げていると、まさに今しました!!っていう黒々しい糞が大量に目に飛び込んで来た!!これは写真に撮らなければと思い、携帯をポケットから取り出した手は震えていた。何枚かシャッターに収め、再度一目散に逃げた。息が止まりそうになりながら。
結局、イノシシにしっぽを巻いて逃げて来てしまった。あの穴の数からして、イノシシは複数かもしれない。それに、かなりデカい足跡だったから、100キロを超えてるかもしれない。。。
気晴らしの山菜採りでケガをしている場合でないのだ、と自分に言い聞かせるも、日曜日の夕方には考えが変わっていた。イノシシはご免だ、でもあの場所にあるゼンマイと独活は諦められない!!
もう一度明日行ってみよう!!
リベンジを誓い、月曜の朝5時に再び現地に参上した。穴の数はさらに増えていた。今回は、とにかくイノシシに話しかけたり、褒めちぎる太陽作戦。「俺は敵じゃあないよー」「話せばわかる!!!!」「共存の道を!!!!!」「こんな穴掘れるなんて君は本当にすごい」「すぐお暇しますから!!」しゃべりまくりながら、とにかく収穫収穫。相変わらず、近くで異様な音がしているのが怖かった。でも、この作戦が効いたのか、土曜日のような至近距離でのイザコザはなかった。
独活の大木。自分のことを言われているようだ。イノシシのおかげで動物的感覚が研ぎ澄まされた一週間だった。