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明日は味方

明日は味方

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天使にラブソングをからのメッセージ2つ

2025-06-21
 5月に組み立てた薪小屋があっけなく突風に飛ばされて1ヶ月以上。田植えも終わり、やっと少し週末に時間が取れたため、友達に手伝って貰いながら再度組み立てた。今回は、振れ止めを10カ所付けたから,
倒れる心配はない!! あとは、薪を割って運ぶだけだ。時間を見つけては割ってきたが、その割った薪も草の伸びがすごすぎてどこに行ったか見当たらない。

 午後からおせんに行った。今月から自動精算機が導入された。その甲斐あって、5分以内で会計の順番が回ってくるようになった!素晴らしい。。。のだけれど、新人のレジ担当のSさんが気になる。今まで3回Sさんのレジに並んだが、3回とも不快だ。愛想がない、商品への愛がない!嫌なら辞めればいいのに。。。と思っているが、実は密かに楽しみにしているのは彼女の成長だ。回りを見渡せば、お手本ばかりだ。お世辞抜きで。
高校生のときに見た、「天使にラブソングを2」。当時ローリンヒルが衝撃的なかっこよさだったな~。それはともかく。この映画に素敵なフレーズが二個あって、今でも覚えている。意訳まちがってたらごめん。
一つ目。
  「If you wanna be somebody, if you wanna go somewhere, you had better wake up and pay attention!
(何者かになりたいなら、そして、目標の舞台に立ちたいなら、目の前のことにちゃんと向き合わなければならない!)

二つ目。
「If, when you wake up in the morning, you can think of nothing but writing… then you are a writer.」(リルケ)
(朝起きたとき、書くことしか考えられないなら、あなたはもうライターなんだよ!)

Sさん頑張れ!

アイスと、大谷のデッドボール

2025-06-20

 ついついアイスを食べてしまう。


 最近の一番は、Panapのスモールサイズ。普通の半分くらい。これだと、なぜか罪悪感も半分になる。根拠はないが、気分としてそうなる。
しかも、あの蓋を開けた時の表面。目と口のような模様が浮き出ていて、ハートの目だったり、いろんなパターンがある。ふたを開けたときに「あ、今日はこの顔か」と思うだけで、少し楽しくなる。どうでもいいことに思えるが、こういう“ちょっとしたこと”が、案外、疲れているときには効いてくる。でも、コンビニではあまり見かけなくて、たまに薬王堂に置いてある。けれど、最近チョコ味だけがない。売っていない。いつ行っても、ない。あれだけが。誰かが毎回、買っているのだろうか。静かに買い占める誰かが、近所にいるかもしれない。


 二番手はPARM。たぶん、PINOと同じ味だと思っている。
選ぶ理由は2つ。まず内容量。PINOが6粒で60ml、PARMが90ml。数字として、そっちを選ぶ。もう一つはゴミの量。PINOは箱にピックにプラスチックの型まであって、たった6粒のためにずいぶん手厚い。それに比べると、PARMは袋1枚。終わったあとに残るものが少ない。ゴミ箱を決して困らせない。

 

 ジャイアントコーンも好きだ。CMでジャイアント馬場が出ていたという記憶がどこかにある。赤いパッケージの、定番のやつ。あれは変わらない感じがして安心する。栗最中もよく食べていた。今はサイズが小さくなって、中心の栗の蜜も少ない。しかたがないのかもしれないが、ちょっとだけ、寂しい。最中の形を栗にしたあたりから、何かごまかされているような気がしないでもない。


 今晩も食後のアイスを食べながら、「大谷チェック」!
 大谷が二日連続でデッドボールを喰らった。
 おそらく、故意に。あんなことをKINGに向かってやるなんて。怒りが湧いてくる。ボールは、本来、勝負の道具だ。それを凶器にするなんて。しかも、投手復活したばかりの右肩付近と太ももに。言葉にならない。

 

 けれど、大谷は、そんな中でも伝説を作った。
苦悶の表情も見せず、「大丈夫だから来なくていい」とチームメイトに手を振っていた。普通ならうずくまってもおかしくない場面で、だ。


バックネット裏では、パドレスファンらしい親子が観戦していた。160キロの球が大谷に当たった瞬間、子どもが跳ねて手を叩き、喜んでいた。それを見て、とても残念だった。

両軍入り乱れて「やってしまえ」という空気が、球場を包み始めていた。正直、あの場の空気にはゾッとした。

けれど、大谷の静かな振る舞いに引っ張られるように、球場全体が次第に落ち着いていった。さっきまではしゃいでいたパドレスファンの子どもも、大谷をじっと見つめていた。
その視線には、喜びはなくなっていた。ただの「敵を見ている」目でもなかった。ただ黙って見るしかなかった。圧倒的な何かを肌で感じたような、そしてなにかを受け取ったような、そんな目だった。

たぶん、大谷は、あの一瞬で、その親子に何かを残したのだと思う。言葉じゃなく、態度と佇まいで。
うまく言えないけれど、いい映画を見たあとのような、静かな感動があった。


 この出来事は、きっと語り継がれる。
そしてもう誰も、大谷に、故意でボールを当てようなんて思わなくなるだろう。
そんなふうに、思わせてしまう力が、大谷にはある。

2500年止められないもの

2025-06-19

個人的な意見として書くけれど、

いま、東成瀬村がメディアを賑わせている。
不祥事と地域おこし協力隊について、だ。

不祥事では、思いもよらぬ手段で税金が二千万円も使われていた。
カメラ、パソコン、USB……物品だけで、これほどの額になるのか。
想像の10倍だった。

「なぜ3年間、誰も気づかなかったのか」とよく言われる。
だが、それほどまでに、うまくやっていたのだろう。
部下を信頼していた、という言葉が繰り返される。

紀元前の中国・春秋時代にも横領の記録がある。
2500年たっても、人間のやることは、そう変わっていない。

比べてはいけないが、大谷翔平の通訳だった水原一平は、
17億円もの金を横領していた。

一流の税理士や会計士がついていながら、なぜ気づかなかったのか。
それでも、「うまくやっていた」としか言えないのかもしれない。

完全な再発防止策など、おそらくない。
何しろ、2500年、止められていないのだから。
それでもなお、東成瀬村の執行部は、
今できる防止策を、懸命に模索している。


地域おこし協力隊。
彼、彼女たちのおかげで、村が少しばかり活気づいているのは事実だ。

問題とされているのは、拠点を村外にも置いている隊員の存在である。
その影響力の強さゆえに、県内外への情報発信の「広告塔」としての役割が、
一定程度認められてきた。

しかし、昨日、ABSの記者から自分にメールがきた。「制度の趣旨と実態が乖離している。そこは正すべきです」と。

地域おこし協力隊の本来の役割は、明確だ。
地域に根ざし、地元の課題に住民とともに向き合うこと。

拠点が村外にあることで、情報発信の幅が広がることは否定しない。
だが、それが地域との乖離を生み、本来の目的が薄れてしまっては、元も子もない。

制度の趣旨と実態。そのバランスを見極めたうえで、
現行の制度にそぐわないのであれば、
しっかりと軌道修正を図るべきだろう。


そして願わくば、
「東成瀬村モデル」の制度を、新たに設計してほしい。

冷たい味噌汁と、熱いサーバー

2025-06-18
  熱帯夜という言葉が、少しずつ現実味を帯びてきた。夜になっても冷めないアスファルト。風の抜けない屋根裏。エアコンの室外機が住宅地全体でうなり始めると、「今年も来たか」という気になる。だが、ここ東成瀬では、日が沈めば気温もスッと下がってくれる。ありがたいことに。

 冬の室温を14度に設定していると話すと、よく驚かれる。だが、こちらとしては別に驚かせるつもりはない。熱々の味噌汁がすぐ冷めるのは残念だけれど、コタツに入ってしまえば、まあ問題はない。油の少ない食器は水で洗うし、夏はエアコンを極力つけない。移動距離が長いぶん、車での冷房なんて、川にでも浸かってから出発すればなんとかなる。

 こう書くと、いかにも「環境意識が高い人」みたいに映るかもしれないが、そんなつもりはまるでない。ただ、「もったいない」がしみついているだけだ。原油の値段も上がっているが、蛇口の水の値段も跳ね上がってきている。電気もガソリンも水も、使えば減る。当たり前のことが、目に見えないから忘れられている気がする。

 一方で、世界はどんどん電力を食う方向に進んでいる。スマートフォンが1人1台じゃ足りず、パソコンやタブレットも複数持ち。仮想通貨の採掘も、クラウドサーバーの運用も、動画もAIも、全部が全部、裏ではものすごい数のファンが「ブオォォォ」と回っている。ChatGPTに「今日の天気は?」なんて聞いた瞬間に、地球のどこかのサーバールームで冷却水が循環しているのだ。

 こっちは川で体を冷やしてガソリンを浮かせているというのに、地球規模で見ると、どうにも報われない。しかもその地球では、戦争が起きている。銃火器もミサイルも、環境への影響を気にしてなど作られてはいない。あの一発で、どれだけのエネルギー政策が帳消しになったのか、誰か計算してほしい。

 政治家の仕事は本来、戦争を防ぐことのはずだが、それを煽るような人物が世界を動かしている。自分の正義を正義だと思っているあいだに、誰かの命と、いくつもの森と海と空気が、ひっそりと消えていく。

そんな話を書きながらふと、昔どこかで読んだ中島義道の言葉を思い出す。
「本当に地球の環境を考えるなら、人類が滅ぶことが一番だ」。人類がいなくなれば、エアコンも戦争も消える。。。

偉そうなことを言いながら、結局、夜になると見ちゃうんだよ!TIKTOK!!そんな矛盾を抱えながら、「戦争だけは早く終わらせてほしい!」と願っている。
自然の冷却装置

カリフォルニアロールは突然に

2025-06-17
オレのにはサーモンとエビがなかった!
素敵なお二人でした!
 突然の大谷復帰登板。
風鈴と雁の郷デイサービスでは、それを「ちょっとした祭り」として小さなイベントに。初物のスイカを囲み、ご利用者と乾杯。
祝杯の理由がメジャーリーグのコアなニュースである、というやや時空を超えたテンション設定に、誰もついてこないかと思いきや、職員はかなり気を使って、無理して乗ってくれた。

鶴の一声発動。勢いに任せてカリフォルニアロールを巻いた。
アボカドとサーモンが、秋田の地に異国の風を吹かせたかと思えば、すぐ横でミズを皮ごと剥いて、鯖の味噌汁の準備。
カリフォルニアと秋田のソウルフードによる、謎のマリアージュ。これぞ、求めていたものだ!笑

 何の縁だろうか。大谷翔平の地元から、「社会福祉法人 奥州いさわ会」の事務長と課長が視察に来てくれた。新聞で風鈴の取り組みを見て、「気になっていた」らしい。
同じ東北とはいえ、山脈にさえぎられた物理的距離が、心理的な“遠さ”を生んでいる。でも、直線距離で見れば、たった40キロ。マラソンの距離だ。

いつものミズ剥き作業、畑、田んぼ、そしてカリフォルニアロール製造ラインを見ていただき、終盤には、ある職員に訊ねてみた。

「大谷が投げるからカリフォルニアロール作るって社長が言い出したとき、どう思った?」

職員の一人は「うーむ…」と目を伏せ、もう一人は「何も言えません!」と、やや空元気気味に返答。
これはもう、ポジティブな「何も言えない」ってことで脳内フォルダに保存しておく。都合よく、前向きに。

いいじゃないか、そういう思い出。
「大谷が復帰した日に、あいつに言われてカリフォルニアロール巻いて乾杯したなあ」なんて、後で語れるエピソードとしては上々だ。

活動記録動画を一緒に見て、1時間ほど話した。
地域が違っても、悩みはどこも似ている。答えは出なくても、「近くで同じようにもがいている人がいる」ことが分かってそれだけでも収穫だと思う。

たぶん、視察自体は何の参考にも、役にも立たなかったかもしれない。
それでも、お土産として手渡した、サランラップに巻かれた生ぬるいカリフォルニアロールだけは、きっと覚えていてもらえるんじゃあないだろうか。(味はともあれ)

大谷でつながるネットワーク。そんなのがあっても、いいじゃないか。

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