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明日は味方

明日は味方

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風が吹けば。。。

2025-05-09

膝と腰が、「これ以上やるってことは……わかってるよね?」と詰め寄ってきた。
その圧に屈するかたちで、「はい、仰せの通り。本日をもちましてゼンマイ採りから手を引かせていただきます」と、約束のように返答した。
気持ちも体も、もう充分。というか、充分以上。
目を「$マーク」にしながら採りまくった自分の顔のいやしさに、少しだけ苦笑い。でも、今シーズンも体はよく持ち堪えた。
乾燥後は5キロほどに。協力してくれた職員や利用者のみなさんの“無償の労働力”のおかげで、施設にはいつもより少し活気があったように思う。目標は、達成した。
これを売って、“田植え祭りの豪華お弁当”に変換したい。

最近、転倒によって入院する方が増えている。食事に関する不満の声も、ちらほらあがってきている。
転倒に関して言えば、私たちは24時間マンツーマンで付き添えるわけではない。リスクを完全にゼロにするのは、現実的には難しい。
ただ、「あの事故は予見できなかったか?」「あの環境に改善の余地はなかったか?」そうした問いを、職員一人ひとりが日常の中で持つことが大切だと思う。
利用者の行動を極力制限せず、安全に配慮する。矛盾しているようで、どちらも本質。この難しさと向き合い続けることこそが、介護の仕事の一つかもしれない。

事故の直接的な原因を分析することはもちろん大事。 でも、個人的に気になっているのは、「風が吹けば桶屋が儲かる」的な、予測できない因果の連鎖だ。
まるで松本清張の小説のように、いまはバラバラに見える点と点が、あるときふと線でつながることがある。
この世界には、目には見えないつながりが、私たちの行動の下に張り巡らされているような気がしてならないのだ。

たとえば――昨日、自分がインスタントコーヒーのスティックを半分しか使わず、そのまま放置した。
たったそれだけのことが、誰かの注意を一瞬だけ逸らせてしまったかもしれない。そして、その注意の逸れが、巡り巡って、事故や苦情につながる小さなきっかけになったかもしれない。

たとえばこんな連鎖だ:

経営者が整理整頓や時間管理にルーズになる → 職員は「このくらいでいいか」という空気を感じ取る → 小さなほころびが日常化し、注意力が散漫になる → 清掃や記録、報告が雑になる。環境整備も後回しに → 
そして事故や苦情が発生するリスクが高まる

大きな事故や深刻な苦情は、ある日突然降ってくるわけではない。日々の小さな見落としや、空気の弛緩が積み重なった「その先」にある。
だからこそ、事故の分析や対策と並行して、日常の質や空気を丁寧に整えていくことが、同じくらい大事だ。

いつかは蓮(はちす)の花と咲く

2025-05-08
最強助っ人
人差し指くらい太いゼンマイ
善隆の
 今朝も山へ。ゼンマイ、ウド、ワラビ、シュデコ、アザミ、、、首ににコダシの紐が食い込み、重さで身動きが大変になるくらい収穫できた。山に感謝。最近、山菜を使ったパスタを作っている。写真はコゴミのペペロンチーノ。カリッとガーリックオリーブオイルで素揚げされたコゴミは、パスタとよく合う!ボーノ!
 
 介護事業所にとって毎月10日は、請求業務で最も忙しい時期にあたる。提供票をケアマネージャーと確認し合い、国保連へ請求する。月遅れや返戻なんかの対応も必要になるとさらに面倒くさいことになる。だから、月初から10日までは、請求担当者のピリピリ度MAX!近づく人は、空気を読んで接近しよう! ちなみに、自分も請求業務をしているので、その苦労は痛いほどわかる。さらに橫手では、10日は給与支給日でもある。通常業務をしながらだから、事務は請求と給与でダブルパンチ!本当に頭が下がります。
 
 今日の昼休み、会社の田んぼに何やら怪しげな2人組が……!そっと近づいてみたら、なんと職員Aさんと旦那さんだった!もう、その実行力に脱帽。
趣味を一緒に楽しめる夫婦って本当に素敵だなぁと、しみじみ感じた。Aさんも旦那さんも、忙しい方たちなのに、、、休み返上で東成瀬まで来て泥にまみれて、、、二人が太陽と同じくらいまぶしく見えた!
今年挑戦したいと思っていた**「蓮の花プロジェクト」**を、快く引き受けてくれていたとのこと……「今年ダメだったら、また来年やってみよう!」旦那さんの言葉に勇気づけられた。
本当にありがとうございます!それから、すっかり任せきりでごめんなさい。今後はぜひ、自分にも何か役割をください!

田んぼに蓮の花が咲いたら、きっと誰でも理屈なしに感動すると思う。
まずは利用者さんに見てもらいたい。
それから職員、そして地域の人たちにも。
少しでも「きれいだな」「なんか元気出たな」って思ってもらえたら、それで十分!

映画『男はつらいよ』の主題歌のこの歌詞がすごく好きだ!

「ドブに落ちても 根のあるやつは いつかは蓮(はちす)の花と咲く」

人生は思い通りにはならないが、やった通りにはなる。

2025-05-07

 もう使わないとわかっていても、自分の手が届かない場所に追いやってしまうのは、やっぱりためらいがある。それが「人情」というものだ。今日は粗大ごみの日。朝からいくつもの粗大ごみをまとめて運んだ。壊れた傘、もう使わない瀬戸物、蛍光灯、カラーボックス、古い印刷機――。どれもただの「モノ」かもしれないけれど、一つひとつに思い出がある。だからいざ手放そうとすると、長い年月を一緒に過ごした記憶がよみがえってきて、どうしてもいろんなことを思い出してしまう。たとえば、母の日にプレゼントして、長く使ってもらっていた湯呑。やっとの思いで手に入れた賞状と額。将棋大会でもらった盾。それらの品と過ごした時間、暮らしの中のエピソードが息づいている。それらを噛みしめながら、感謝しながら、きっぱり断捨離ね!


 最近、どうも車に関しての不注意が続いている。3日前、山道で車を路肩に落としてしまい、2人がかりでようやく脱出。そして今日——今度は軽トラの荷台に積んでいた除雪機を、なんと道路に落としてしまった。「お願いだから、5分前に戻りたい!夢なら覚めて!」これはもう本気で、心の底からの叫びだった。同時に、ある社長の部屋で見かけた言葉が頭をよぎった。

「人生は思い通りにはならないが、やった通りにはなる。」

……まさに、その通りすぎて笑えない。

 さらに追い打ちをかけるように、前の差し歯が取れた。前歯に大きな海苔がついてるような、間抜けな笑顔だった。いつも以上の田舎臭さ全開の笑顔。本当に厭になった。

 でも、これだけで、終わらないのが今の俺ね!10時から戦没者追悼式に参加予定だったので、急いで更衣室に向かい、礼服に着替えようとしたそのとき――

 「……ない!」

 なんと、礼服のズボンだけ忘れて来たのだった。まさか、いつもの作業着で行くわけにもいかないし、かと言ってパンツ一丁は論外!
閃いた言い訳は『さて、間違いが二つあります!見つけられるでしょうか!?』 という秀逸なものだったが、行事が行事なだけに即、脳内却下された。

どうしようもなく、非常用として置いてあった交通指導隊のズボンを着用。結果、上黒、下紺!前歯には海苔!

職員は笑うし、参列者の仲間たちも爆笑。これは身から出た錆、仕様がない。

…しかし!奇跡が起きた。

自分の席の隣にいたのは、なんと駐在所長。その所長が履いていたズボンも、同じ交通指導の紺!!
心の中でそっとガッツポーズ。まるで敵に見つからないようにジャングルに身をひそめるランボーのように、ギリギリの迷彩で、式場に溶け込んだ――。

戦争で命を落とした我が祖先に手を合わせ 、無事に追悼式を終えた。

慌てて歯医者に電話して駆け込むと、いつもより数段厳しい先生のご指導が。「次はないからね!このままだと前歯どんどん無くなって、すぐ入れ歯だよ!」
……なんでもいい!とにかく海苔を何とかしてくれ!という気持ちだった。
先生いつもありがとうございます!身に沁みます。これからも最大限、歯のためにメンテをかかしません!

「葬式無用、戒名不要」

2025-05-06
毎朝のトレーニングのおかげで?1キロくらいは痩せたかもしれない。
1キロって塊にしたらけっこうすごいけど、身長の180センチで割ると、1センチあたり5グラムしか痩せてないことになるから、そりゃ見た目には分からないわけだ。
序盤は山、中盤はどうやって体重を減らすか。
田植えと畑だな、やっぱり。

本日は、ご利用者の火葬に参列させてもらった。本人の強い希望で、ごく限られた身内だけの葬式。
本来であれば、自分も参列を断られていておかしくなかったかもしれない。
でも、ご家族の厚意と配慮で線香を上げさせてもらった。次からは、本人やご家族の強い希望で家族葬になっている場合は、参列についてもっと慎重にすべきだなと感じた。

これまで、いろんな葬儀に出席させてもらったけれど、大勢が故人を惜しむ葬式もあれば、1人だけの葬式もあった。
どれも事情があってのことだと思う。結婚式や葬式でしか会えない親戚たちもいるだろう。

話は変わるが、、、

「葬式無用、戒名不要」

白洲次郎がそう言って、本当にその通りに逝ったというのだからすごい。
吉田茂の側近として戦後の憲法や講和条約にも関わった、日本の中枢にいた人物。
ふつうだったら、葬儀となれば政財界からも参列者が集まり、大きな式になっていたはず。
でもそれを一切やらなかった。
遺された人たちも騒がず、静かに送った。
潔いというより、徹底してる!
死んだあとに誰かに評価されるとか、称えられるとか、そういうのに興味がなかったんだろうな。
やることやったら、あとは静かに消えていく。
東京都町田市にある武相荘(ぶあいそう)!
今は記念館になっていて、彼の暮らしぶりが残されてるらしい。
一度は行ってみたい。音もなく風が通るような、生き方を見に。

Iさんの最期に。。。

2025-05-05
ある一通のメールが届いた。
職員からの静かでありながら、心を揺さぶる報告だった。

Iさん――私たちが大切にお世話させていただいてきた利用者さんが、天に召されたという知らせだった。

「息が今、止まりました」
そう聞いた職員がすぐにかけつけ、まだあたたかいIさんと、その傍らにいた娘さんに会ったという。

娘さんはこう言ってくださったそうだ。
「こうやって父の最後を見届けさせていただき、雁の郷さんにお世話になって本当によかった。」

それだけでも胸が熱くなるのに、医師に向かって娘さんが語った言葉は、さらに心に残った。
「父は今日が誕生日で、朝日が昇り、小鳥のさえずりを聞いてから息を引き取りました。頑張りました。先生、ありがとうございました。」

医師も涙ぐみ、言葉をつまらせたという。
娘さんの穏やかで、まっすぐな「ありがとう」は、私たち介護に関わるすべての者にとって、何よりの贈り物だったと思う。

介護の仕事は、誰かの人生の終わりに関わる仕事だ。ときに重く、苦しく、報われないこともある。
私たちの介護の仕事で大切なことは、技術や知識もさることながら、「寄り添う力」「安心させる力」「人として、誰かの人生に向き合う力」なんだと思う。

職員一人ひとりが、日々の積み重ねのなかで、利用者やご家族の人生にそっと手を添えている。
Iさんのご冥福を、心よりお祈り申し上げます。
そして、今日も現場でまっすぐに向き合ってくれている仲間たちに、深く感謝します。
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