本文へ移動

明日は味方

明日は味方

RSS(別ウィンドウで開きます) 

田植え祭りin東成瀬

2025-06-04
 田植え祭りin東成瀬。
 5月は寒かった。天候は気まぐれというよりは、こちらの予定を嘲笑うように雨を降らせたり止めたり。結果、田植え祭りの開催日が決まったのは、わずか一週間前。  少ない時間の中で、職員のみんなには本当に苦労をかけてしまったけれど、ラジオ体操に始まり、移動、パン食い競争、綱引き、田植えまで中止にする事なく完走できた。雲行きも怪しい中、ときどき祈るような気持ちになりながらだった。 何事も段取り9割。今日の田植え祭り、終わって見れば素晴らしい段取りを職員のみんなでしてくれたと思う。ありがとうございました。それぞれの事業所からわざわざ来てくれた心ある利用者と職員にも感謝。全体で50名分の参加となった。 
 
 今回お願いしたのは、利用者が挨拶やレクに参加する事だ。「してあげるイベント」ではなくて、「みんなでするイベント」が好きだ。本当はもっとじっくり練って、総合的にご利用者が関わるイベントになればいいなぁ。利用者主体のイベントになればいい!という思いからだ。協力的なご利用者のおかげで、挨拶もしてくれたし、パン食い競争にも参加してもらった。やっぱり利用者がやると応援している方も盛り上がるものだ。

 労働の後のお楽しみはお昼ご飯だ。朝方、厨房で揉めていたから、「今日はとんでもない味付けになるのではないか!」と内心諦めていたが、そうはならなかった。(笑)
 割烹真人さんのお弁当はボリュームがあった。郷土料理は、漬け物、わらび、ウドとニシンの煮付け、アザミ汁、ミズ汁。外が寒かったせいか、汁物がいつもの倍、身に染みた。茄子の漬け物も色、食感、味付けがすごく良くて何個でも食べられた。実際利用者も汁物をおかわりし、いつもの倍召し上がってくれたのではないか。

 

パン食い競争で見せた笑顔。綱を引く職員に、体を揺らしながら声援を送る人たち。少し冷たい田んぼの水に足を入れ、ただ黙々と植えていく、その姿。

終わってみれば、参加した職員たちは、くたくたの顔でそれぞれの家に帰っていった。そして翌朝、また何事もなかったかのように、それぞれの現場で業務が始まる。

このイベントが、外から見れば「たかが田植え遊び」と笑われるかもしれない。無益で、効率も悪い。だけど、それでもいいじゃないか、と思う。

少なくとも、自分たちはたしかにそこにいて、手と足を動かし、笑い、応援し、汗をかいた。その実感がある。

思うに、本当に大切なことの多くは、目には見えない。けれど、心ではたしかに感じられる何かだ。

そして、そうした何かは、いつだって時間がかかる。手間がかかる。効率とは真逆の営みの中で、ようやく見えてくるものだ。

田植え祭りは、その何かを思い出させてくれる時間だったと思う。

登板日にはビールを

2025-06-03
 明日はいよいよ田植え祭り。なのに、朝見に行ったら“田んぼに水が入っていない”!昨日MAXで自分の田んぼに水を引き込んだはずなのに!!
急いで水口に向かうと、誰かが引き込み板を取っている……こらーっ!!!!
朝から怒りMAX。しかし、深呼吸して自分の身長と同じくらいに跳ね上がった血圧をなんとか下げる。とにかく、もう一度ありったけの水を田んぼに引き込んだ。
正午には水も溜まり、なんとか代掻きに間に合った。
付け焼き刃はハゲやすい。でも今日は、間に合ったことに意味がある。

 

 ひとつの“終わり”が訪れた。スーパースター、長嶋茂雄の訃報。
自分は彼の現役時代を知らない。けれど、知らないはずなのに「知っていた気がする」。
それほどまでに、長嶋茂雄という名前は空気のように日常にあった。
親戚にひとりはいるカリスマ的な叔父さんのように──そんなふうに例えたくなるのも、どこかでその“近さ”を感じていたからかもしれない。

でも同時に、どんな定規でも測れない「国民的ヒーロー」。彼がホームランを打つ姿はもちろんだが、全力で空振り三振するその鬼気迫る姿にも心を動かされた人も多いのではないか。
いまの子どもたちが、大谷翔平のホームランに目を輝かせるように。スーパースターとは、たとえて言うなら、「太陽」とか「灯台」だと思う。世にまぶしい光を与え、暗闇の道しるべになる。理屈抜きで尊い。何か理不尽なことがあっても、悲しいことがあっても、世界のどこかで彼らの活躍する彼らの姿を見ると、なぜか起き上がれる。また頑張ろうと思える。そういう存在だと思う。

決めていることがある。大谷翔平がピッチャーとして登板する日は、いつもより少しだけ贅沢にお祝いする──と。

国民の祝日にしてもいいと、わりと本気で思っている。その日は、会社を休みにしても誰も文句を言わない。
昼からビールを開けて、ワインを注いで、みんなでテレビの前に集まろう!子どものように目を輝かせる。

そんな日が、たまにあってもいいじゃないか。


その日を楽しみにしばらくは泥にまみれる。

農家の仁義なき戦い 〜枯れる前に水を引け〜

2025-06-02
みんなで草むしり
 蓮の花プロジェクト。10種類の蓮の花と睡蓮。葉の数が増え、大きく成長してきているような気がする。まるでパラボーラアンテナのように水面に浮かせて、様子をうかがっているように見える。
ご利用者と一緒に花の名前を書いた紙を貼る看板を制作して貰った。さすが大工出身のご利用者だけあって、すべてがキチキチとおさまっていく。当初考えていたものよりも立派な看板ができて、田んぼに打ち付けられていった。これで、ここを通る人も、車も、看板に貼られた慣れない花の名前を見て、「おや」と思うだろう。その成長がどこかきになるだろう。課題は今のところ雑草だ。機械と手で、球根の回りを掻いているが、成長の早い6月後半から7月はどうしようか悩む。。。

 職員には、健康増進月間ということで、4月5月は朝礼前にヨガやダンスに取り組んでもらった。皆さんお疲れ様でした。みんなをリードしてくれた職員もありがとう!きっとやってみて分かったこともあったと思う。それを、家でも実戦して貰えたらうれしいなあ。6月からは、晴れたら草むしりと薪割と薪積み。雨になったら、研修を行う!

 さてさて、田植えが進んでいる。でも、うちの田んぼだけ進んでいない。15度を下回る日も多かったから、これは仕様がない。今年のような5月上旬の寒い時期に植えられた苗はどうなるのだろう。厳しい環境で育った苗は、きっと根もしっかり張って美味しいのだろうか。それとも、なかなか成長できずにあまり良い米がとれないのだろうか。指導では、15度以下の時は田植えはあまり推奨されていないようだ。でも、大規模農家はそんな事を言っていられないだろう。次々に植えて行かないと!ウチは6月4日水曜日から田植えをする。気温が高くなるのを待っていた!甘やかされた温室育ちの苗たちには、これから頑張って貰いたい。

 今年は、新しく借りた田んぼがある。でもいきなり課題が、、、水がたまらない!おかしいなと思って、今朝、入水口を見に行くと何と!!うちの田んぼに入らないように、プラスチックの板で細工がされている!!!これは一体なんだーーっ!この板から、下流のいろんな人の思いを想像する。水に困って、やむにやまれず板を仕込んで下流に水を流したのか。田んぼというのは、水と水路が大事だ。だから、土地改良区などは農地のための用水路をしっかり整備している。東成瀬村には、土地改良区がない。上流のひん曲がったような、名もなき田んぼたちは、その農家の知恵と技術によってあの手この手で水が引っ張られている。植えたあとは、だいたい4センチくらいは水がほしいのだ!

「我田引水」と辞書にある。
“自分の都合や利益だけを考えて行動すること”。
なるほど、そうだろう。だが、水がなかったら、うちの田んぼ全滅するじゃあないか。
どこかに余白を、再定義の余地を、勝手に加えたい。
「ーー他者に遠慮せず、必要なものは取りに行く。主体性の象徴。枯れる前に、水を引け。二の四の言っていないで、実行すること。寄付や善行は、まず自分が稼いでから!」
そう胸に言い聞かせ、自分の田んぼにMAXでありったけの水を引っ張った!!!

「ごめーん!!溜まったら、ちょろちょろにするからね!!」

 賽は投げられた。あちこちで今年も水の奪い合いが始まった。しかも、今年の米は例年の2倍から3倍確定だ!!農家の目はギラギラで、あちこち痛いなんて言わなくなっている。
今の時期、水が十分はいっていない田んぼが、必ずあちこちで存在する。それはつまるところ、農家たちの熾烈な戦いのしるしだ。

 「やられたらやり返す!!引水返しだ!!」 

 長い戦いの後に全員が豊作を迎えられますように。

ウドを採りに

2025-06-01
滝の上に雪が残る
最高級ウド!

 水曜日の田植え祭りにウド汁を出すために、東成瀬村の奥の奥、奥羽山脈の麓まで足を伸ばす。雪がしぶとく残る場所でなければ、今時になっていいウドは採れない。

初めての山に入り、沢を登ること2時間半。岩が雨に濡れて滑りやすい。転びながら、カッパを採りながら登る。熊に失礼がないように、何度も「お邪魔しまーす!訳あってきました!」とハッキリと大きい声で挨拶しながら進む。熊にカッチャかれず、ようやく辿り着いた残雪の場所。そこに顔を出しているウド。1ヶ月季節が違う。


 水曜日の参加者のみなさん、ウド汁お楽しみに!

 

炊飯器のなかの陰謀論

2025-05-30
 米の値段が、上がっている。まあこのインフレ時代、原材料も人件費も上がっているわけだから、「そりゃ上がるよね」という声もある。あるけれども、2.5倍というのは、どうにも急すぎやしないか。

原因は、何か。クボタの担当者に聞いたら、「輸出が増えたからです」と、割とさらっと答えてくれた。
でも、調べてみたら20〜30%程度の増加。思ったよりも、伸びていない。
え、それだけ?と思ったまま、検索窓をまた開く。

 次に、観光客かもしれない、と思った。去年1年で3,600万人が日本に来たらしい。3泊4日。1日3食で、1人あたり12食。1食あたり75gの米を使うとしたら――合計で、32,400トンの米が食べられている計算になる。大きい数字だ。でも、日本の年間米生産量から見れば1%未満。(計算間違ってたらごめんなさい)これで価格が2.5倍?……にはならないよな~。

となると、やはり見えない何か、誰か、ではないか。
酒田の山居倉庫で見た本間宗久の展示を思い出す。江戸時代、米の先物で財を成した相場師。彼のような存在、あるいは、もっと巨大な組織。JAか、どこかの投資筋か。そんな影が、今の市場にもひっそりと差しているのではないか。輸出でも、観光でもない。価格を動かす何かが、きっと背後にいる。そう、ふんでいる!


 閑話休題。昨晩いつものコンビニに寄った。

 「いま、帰りが?」夜勤担当の年配の男性が、唐突に話しかけてきた。コンビニの照明が、やけに白くて冷たい時間帯。思わず一瞬、間が空いた。
 
 「そうです」、 とだけ返した。

 朝方に何度もレジを打ってもらっていたが、これまで言葉を交わしたことはなかった。たぶん、話しかけないで欲しいという気持ちが強かった時期もあったと思う。でも、聞かれた瞬間、ほんのわずかに頬が緩んでしまった。名前も知らない。何歳なのかもわからない。でも、気にかけてもらったことに、見えないつながりのようなものを感じて、しばらく耳の奥に残った。
2025年12月
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
27
28
29
30
31
株式会社 風鈴
〒019-0801
秋田県雄勝郡東成瀬村田子内字長瀞51番
TEL.0182-47-3522
FAX.0182-47-3523
 
TOPへ戻る