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明日は味方

明日は味方

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旗日

2023-02-23
 天皇誕生日。デイの職員と厨房の職員合わせて3名がお休みで、メンバーはギリギリの人数でデイサービスを運営してくれた。スタッフのありがたみが身に染みる。誰が休んでも、残りのメンバーがカバーして仕事をまわしてくれる。お客さんの特徴を分かっていて、お風呂介助、機能訓練補助、ベッドメイキング、食事介助、なんなら厨房までできる。現場はスタッフに任せて、自分はただ見ているだけでいい。下手に手を出せなくなってしまったのが悲しいが。。。
 そういえば昔、建国記念日や天皇誕生日には家の玄関のところに日本国旗を立てていた気がする。他の家でも立てていたかもしれないが、うちの爺さんはそういうのがマメだった。この40年で日本は変わったということか。日の丸を掲げる家をまず見なくなったからだ。そういうことをするのは右翼の象徴みたいに感じてしまう。そう感じてしまうことも一つの固定観念のような気がするが、国を愛していることをわざわざ人様にアピールしなくてもいいような気はする。愛国心は時として、間違ったエネルギーを生みだして暴走する。日本はいつの時代も天皇陛下を中心にしてきたが、今はどうだろうか。女性週刊誌を毎週買っているが、男性週刊誌には絶対にない記事がある。それは、皇族に関する記事だ。なぜだろう。。。なぜ女性たちは皇族に興味があるのだろう。仮説として、女性はご近所の噂や情報をいち早くキャッチしたい欲求があるのではないだろうか。キャッチして、ああだ、こうだ言いたい欲求があるのではなかろうか。皇室はご近所ではないけれど、その公私の私の部分の話が今では巷に溢れるようになった。まるでご近所の話のように。。。そして今日本中が大奥になってしまっているのではなかろうか。

 

冬の終わりに

2023-02-22
 春という字は草が太陽の陽を受けて群がっていくという象形文字からなっているそうだ。春はもうすぐそこまできている。ふきのとうが今か今かと日の光を待ち望んでいる。
いただいた稲庭うどんで、ピザの生地に利用して暖炉でピザを焼いてくれる職員がいた。なんて素敵なアイディアなんだろう。利用者と一緒に下ごしらえをして、いろんな会話をしながら作る。味や食感も格別だった。

 新しい場所で、自分の居場所を作り、影響力を持つには大変な体力と気力と時間が必要だ。社長と言っても、一番下からの出発だ。その時に備え、地下で耐えながら、雪解けをじっと待つ。

(種苗交換会で見つけた短歌)
 しもに居る ことのかたきを 忍ばずば 人の上にも立たれざれけり 


フラフープ

2023-02-21
フラフープがマイブームになっている。時計回りに100回、反時計回りに100回。これが腹筋にビシビシくる。慣れてきたので、首でも回してみた。利用者も手をたたいて応援してくれるのがまた嬉しい。いずれはすごい技が繰り出せるようになりたい。フラフープを極めるのだ。



饂飩

2023-02-20
 株式会社 稲庭うどん小川様から、饂飩の切れ端を贈呈された。200Kgの切れ端が毎月廃棄されているらしい。そこで、湯沢ビズの藤田さんが東成瀬で介護施設をやっている佐藤というのがいると紹介してくれた。SDGsが叫ばれる昨今、当社でも何かしなければ、と模索していた矢先の話だった。話がトントン拍子で進み、本日に至った。至ったが、受け取って終わりではない。この先の方が大切だから、取材中もあまり笑顔になれなかった。切れ端と言っても、小川さんが伝統の技と思いを込めた饂飩には変わりない。大切に扱って、利用者にも喜んで召し上がってもらいたい。そして何よりも難しいと思っているのはこの取り組みを継続していく事だ。職員にも新しいレシピの考案をお願いしながら、無理のない分量を毎月いただけるようにしたい。午前10時に終わった取材は、昼12時のニュースとしてNHKで放送された。だからか。やけに取材班が急かしていたような気がしたので、合点がいった。いろんなところから、見たよ、と言われて、改めてテレビの威力を思い知った。どんな取り組みも誰かに知ってもらうことが必要だ。職員はどう思うか分からないが、会社が世の中の小さな歯車の一つとして機能していると知って欲しい。知ってから、さらに自分に何かできないか、と考えて力を貸して欲しい。
小川さん、この饂飩は必ずたくさんの高齢者に喜んでもらいます。引き続きサポートをお願いします。


岩の手

2023-02-17
 会社の近隣で農業法人の代表理事をしているHさんに挨拶に行った。『中さ、入ってこ~い』と家の中から声がした。オープンでアウトゴーイングな響きだった。居間に座って、いろんな話を聴かせてくれた。この周辺地域の事、施設の過去、現在、未来、農業法人の事。1時間くらいあっという間に過ぎてしまった。 噂に違わぬいい男だった。出し惜しみせず、人を試したりもしない。こっちが何を言っても許してくれて、安心できる。こういう雰囲気や居心地の良さを作れる人は、そうはいない。広い度量もっている証拠だ。長年地域と人に向き合ってきた男の言葉は、軽快ながらも、どれもそれなりの重たさを持っていた。岩のような手を見ても彼の実直さが伝わってくる。晴の日も、雨の日も、雪の日も野で稼いできた手だった。
 生れも年齢も違うが、Hさんの考えていることと、自分の考えていることに共通するところがあった。それが何だか今年のプロジェクトの一つになる予感が持てた。帰り際、『全面的に協力する』と言ってくれたことが、心から嬉しかった。
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