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明日は味方

明日は味方

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辞令

2023-03-02
 本日付けで辞令を出した。若干29歳の若者をある施設から別の施設へ配属した。辞令式をして、これからの船出を祝った。きっといろんなことが起こるだろう。嵐に見舞われたり、暗礁に乗り上げたり、、、馬鹿な社長だけれど、暗闇の中かすかに遠くに見える灯台のようでありたい。そして、いつも背後から倒れてしまわないように支えていてやりたい。余計なお世話かもしれないが。。。
 新しく仕事を始める人もいれば、もう辞めたいと言う人もいる。それは仕様がないことだ。けれど、この人に辞められたらオレの負けだ、という人がいる。それだけは避けたい。

 昼食は同級生と天ぷらそばを食べた。何も考えなくていい時間だ。向こうは気を遣って、おれの話ばかりを聴いてくれている。それに甘えて、普段のあれこれを喋りまくる。良い時間だった。

 


3月!!

2023-03-01
 いつも何かをくれる職員がいる。栄養ドリンクをこっそり手渡してくれるKさん、みんなにお菓子を焼いて来てくれるSさん、デザートを持ってきてくれるFさん、ウィスキーの大型ボトルを助手席に忍ばせてくれるTさん。ありがとう。モノをあげたり、もらったりすることで人は文明を築いてきたし、文化に新しい風を吹き込んできた。モノの受け渡しこそ、人間関係形成の礎えだ。だから、ありがたくもらうし、自分もそのうちに何かお返しをする。
 話は逸れるが、昔、教授の部屋の扉に張られた言葉を思い出した。定かではないが、"if he needs one, give him 2 or 3"(もし彼が1つを望むなら、2か3あげなさい)というような文言だった。これは新約聖書のマタイによる福音書の中にある、" if someone forces you to go one mile, go with him two miles."(誰かが1マイル行くように強いるなら、その人と共に2マイル行きなさい)と似ていた。相手が求めることの倍以上を覚悟して共に歩むということ。大抵人にお願いするときは、ぎりぎりのラインでお願いするものだ。だから、それを察して、余分に準備して差し出すことが時には大切である。

3月が始まった。年度末の仕事があれこれある。一つ一つ片付けていかなければ。。。デイサービスの送迎車に乗せてもらい利用者を家まで送った。

二月の終わりに

2023-02-28
 利用者と一緒に大根堀をしたのだが、これが楽しかった。あたり一面まだ雪が残っている中、ショベルで見当をつけながら大根を探す。あっちもない、こっちもない。みんな汗だくで、これこそ最高の機能訓練だった。結局見つかったのは2本だけだった。2本だけだったが、逆にありがたくて大事にしなきゃとなった。

 午後からは丸茂組三浦社長が施設を訪問してくれた。三浦社長の知名度はさすがだ。一般の職員も午後から三浦社長が来ると話したら『あの丸茂組の!?』と 驚いていた。『そうそう』と、いかにも仲がいい振りをこいていた。虎の威を借るキツネと言われようが構わない。社長もきっと許してくれるはずだ。名目はフローリングの改修だが、ほとんどは経営指導をいただいた。さすがの記憶力と計算力だった。それから、15年前の話もした。当時、未熟な28歳の自分はすべてのレールから脱線してしまっていた。その見ず知らずの若造を再びレールの上に乗せて走らせてくれた。どうしようもない馬鹿な若造にここまで付き合ってくれる人を他に知らない。

 2月末だというのに3月末の陽気だった。晴天で気温が10℃くらいあった。あまりにもすごい太陽の光に反射して、真昼間に月が出ていた。

 

事務長

2023-02-27
 初めて会うのに無意識に心を許してしまう、そういう人はたまにいるが希だ。そういう人は大抵自分よりも器が大きくて、何を言っても許してくれるオーラを持っている。苦くて辛い経験を幾つもしてきて、そのたびに言い訳せず受け入れて乗り越えることを諦めなかった人だと、勝手に想像してしまう。かつて、曾野綾子が『私は不幸のない人とは友達になれない』と言っていたが、同感だ。
 事務長Fさんはそういう人のひとりだ。Fさんは70歳になる。偉ぶらない態度、誰も傷つけない言葉の選択、泉のような知識、速い計算、同僚からの高い信頼、人のためという自己犠牲、、、数え上げるときりが無いくらい魅力的な人である。おそらく前職でも理想の上司だったことだろう。初めて会った時に、一緒に仕事をしたいと直感した。でも、1月に自分が社長になって、Fさんはきっと『お役御免』、『あいつに仕えるのは無理だ』と思ったことだろう。もう、自分もここいらで辞めたい、と申し出があった。でも、なんとかしばらくの間残ってほしい、と懇願した。その理由は、業務が回らないとかいうことよりも、Fさんが持っているマインドの大きさ故だった。この会社を根っこで支え続けてきた大きな存在だった。すでに、Fさんの偉大さに気がついていたし、この人に学びたいと決心していた。長くない時間かもしれないが、一緒に時間を過ごしたい。彼から多くを学びたい。

 


ピンチをチャンスにしよう

2023-02-24
 幹部会議でそれぞれの事業所からの報告を聞いた。順風満帆の事業所は一つもなかった。コロナのクラスターを経て、入居率が低下した事業所や、人間関係に苦しむ事業所。。。様々だった。でも、ピンチはチャンスと言う。それは本当だ。普段当たり前だと思っていた風景が変わって見えるし、当たり前など無いと気づかせてくれる良いチャンスなのだ。15年前、自分が事業を始めたときもそうだった。計画が頓挫して、支払の督促と取り立てにあった。工事関係者の方々に大きな迷惑をかけた。苦しかったけれど、それがガソリンになって逆に燃えていた。なんでもいいから吸収して力を付けたいと思わせてくれた。ピンチの時は、普段バラバラのメンバーが団結しなきゃいけない。普段は当たり前だと思っていたことを見直して変えなきゃいけない。幸せのメーターをぐっと下げなきゃいけない。余談だけれど、幸せのメーターを下げるというのは、荒俣宏のゼロ点主義に登場する。100万円のプレゼントをしてやっと喜ぶAさんと、あなたがいるだけで幸せと言ってくれるBさん。Bさんの幸せのメーターはとても低い位置にあって、ゼロ円で幸福感を感じられる。ゼロ円で幸せになれることがこの世にはたくさんあるし、それが最も値打ちがあるのだ、と教えてくれている。 これを知って、『屋根があるだけで幸せだ』と日頃から自分に言い聞かせている。
 閑話休題。社会情勢がめまぐるしく変わっている現在、何もしなければ船はどんどん沈んでいくだろう。とにかく、動いてみるしか他に方法はない。考えられ得るすべての方法をやってみることだ。やってみないうちから、ああだこうだ言っても何も変わらないし、良い結果は絶対に向こうからはやって来ない。

 観葉植物が届いた。ケアビジネスパートナーズの原田社長からだった。勇気が湧いた。原田社長ありがとう。もう青年ではないけれど、橫手の事務所に置いて、大事に育てます。
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