明日は味方
明日は味方
Matthew 5:41
2018-06-13
学生だった頃、ある先生の部屋の扉に貼られていた言葉があった。もう20年も前の話だし、メモを残していたわけではないので、少し曖昧だが、それは、If he needs one, give hime two or three.というものだったと記憶している。一つを求めるものがいたら、その倍、三倍を与えなさいというものだった。今思えばこれはマタイによる福音書にある言葉に似ている。
~マタイによる福音書~
if someone forces you to go one mile, go with him two.
1マイル強いるものがいれば、2マイル共に行きなさい。
他人が何かを強く望んでいるなら、どのような人であれ、その倍を用意できるようになりたい。お金なんかないけれど、全然心にも余裕がないけれど、気持ちだけは準備しておきたい。
歩けなくなる
2018-05-21
これまでなんとか立って、なんとか歩いていたTさん。
ついに週末にトイレで2度転倒してしまい、歩くのがいよいよ難しくなってきた。
そんな中でも、Tさんは食欲があり、前向きな考えができる方。もう一度歩けるようになるために、私も栄養と運動の面でサポートしていきたい。
この人材難に!パートさん二人増える!
2018-05-09
どの業界もそうだけれど、介護業界は深刻な人材不足だ。ハローワークに求人を出しても、まず来ない。そんな中、当社では5月に入ってパートさん二人が加わった。
ひとり目は家の事情で1年くらい会社を休んでいたTさん。このほど家庭が落ち着いたので、また働きたいと言って戻ってきてくれた。戻ってきてもらえるなんて、嬉しいなぁ。調理師免許もある方、どうか長く付き合えますように。
もうひとりは、看護師のIさん。おっとりした性格?で、ここ最近は家業の農業に従事していた。縁あって、少し働いてくれることになった。当社で取り組んでいる農業と福祉の連携というコンセプトにピッタリの人材!!!先週初めてあったとき、赤黒に日焼けした顔が、なんとも印象的だった。どうか、末永くお願いします。
『今日混んでますか?』
2018-05-04
店の予約を取るために、電話をした時のこと。
『今日は混んでますか?』と聞くと、
店主が『ガラガラですよ!』
と返答してきて、思わず笑ってしまった。
と、同時にこの店を自分が応援しなくちゃ!!
という気分になった。
しかし、実際夜に行ってみると、
この店はガラガラではなく、客で賑わっていた。
そして、私の席は端っこにちょこんと確保されていた!
『ガラガラ』じゃなくて、『ギリギリ』だった。
『やられた!』という気持ちが半分だけれど、
店主の電話返答は大正解だと思う。
山の楽しさ
2018-04-24
『よぐたがれ』-欲に憑かれた愚か者とは私のことか。
朝6時に山に入れば、普段見られない光景を目にできる。
まず、携帯は圏外で、周りに人はいない。山の頂きを照らす青白い朝陽が少しずつ角度を変えていく。沼や沢に立ち上る霧が少しずつ晴れ、私に気づいたカモが一斉に飛び立つ。獣の低いうなり声と新しい糞尿を見つけては凍り付き、最近熊にヤラれたニュースを思い出す。それでも自分だけは大丈夫と言い聞かせている。でも、いざ熊が出てきたら死ぬ気で走るしかないな、と心を決めている。小学校からまるで成長しない思考を繰り返しながら目的地へ向かって歩く。目的地に近づくにつれ、細いゼンマイが現れ始める。小出しを空にしては帰れないという思いから、最初の内は食べられそうなゼンマイなら細くても採ってしまうのが、情けない。最終的には、小出しに収まりきらなくて、左手で抑えながら進むことになるのに。。。
ゼンマイ採りの魅力の一つは、あの容姿だと思う。まるで蛇が頭をもたげてシルクの衣をまとっているようだ!!( ´∀` )そして、もう一つ、ゼンマイはヘジねェ場所(容易ではない困難な場所)に生える。傾斜70度以上もありそうな崖の真ん中にそびえる立派な金色のゼンマイファミリーを見てしまうと、なんとしてもどんな手を使ってでも採りたくなる。逆境になればなるほど燃える私の神経を逆なでするように、極上のゼンマイが崖の受けから私を見下ろす!
ゼンマイは、雪崩れが起きるキツイ斜面で大きな木が育たない場所に多い気がする。そこでは木々は雪の重みのせいで、傾斜に沿って下に向かって伸びている。雪が解け始めると、木の力の方が勝つから枝が跳ね上がる。だから、うちの祖母は山が春めいてくることを『山がほげる(=はねる、弾む)』と表現していた。ゼンマイもよくこの枝の下に隠れるように生えることが多い。木の枝に守られる場所に根を張っているのだ。
あれこれと山はよくできているのだなぁ、と思っていると出勤時間にギリギリ!!しかしといったらいいものか、やはりというべきか、帰り際になると大物に当たる!見ないようにしていても、やっぱり見えるものは仕方ない。これが最後と言いながら、小出しを山盛りにして、手で押さえながら、山を斜めに下りていく。やっぱり急ぐから、顔や体や足に枝が絡まる!!!
まるで、釣りバカ日誌の浜ちゃんだなぁ、と『はち!!おい八!!』とか叫んでみる。でも、だれも反応がない。会社まで、ドローンか何かで移動できれば最高なのに。。。
下山まであと少しのところで、枝が目に入り、角膜損傷。。。
よぐたがれの結末はやはり波瀾万丈である。